8日、第56回西中学校卒業式が行われました。澄み切った青空は、卒業生の門出を祝ってくれているようでした。
校長先生から卒業証書を授与された後、代表生徒が中学校生活を振り返って「別れの言葉」を述べました。コロナウィルスにより生活が変わったことにも触れながら、3年間の成長について語りました。
「1年生も終わりに近づいた2月末。突然知らされた休校要請。翌日に急遽行うことになった学級解散式。目まぐるしく変化する『これまで通りが通用しない』日常に、頭と身体がついていかないまま、気づけば2年生に進級していました。この瞬間、私達にとって当たり前だと思っていた『学校に通えること』『仲間や先生に会えること』『授業を受けられること』、これらがいかに尊く、有難いものであることに気づかされました。」
「私達は3年間で様々なことを学ぶことができました。『人は人のために生きること』『満足は他に求めて得られるものではなく、他に尽くして得られるものであること』、こうした見方や考え方を様々な経験を通して培うことができたことで、より値打ちのある生き方に迫ろうとできました。」
「卒業後も私達は『人のために生きてこそ人』を合言葉に、一歩一歩着実に歩んでいきます。周りの意見や価値観に惑わされることなく、自分に合った、自分らしい生き方を貫き通すことをお誓いし、別れの言葉とさせていただきます。」
全校の手本であり続けた3年生の皆さん、本当にありがとう。3年生の姿を受け継ぎ、さらに高めていけるよう頑張ります。
ご卒業、おめでとうございます。