授業前、大きな歯の模型がもの珍しく、興味を持っています。
3年生への歯科衛生士さんによる歯科指導です。
この3年生ぐらいの年齢になると、生え変わりが進み、多くの永久歯があります。ただ、十分に成長しきってはいないので、歯の大きさや歯並びが不規則な状況です。
鏡を使って、自分の歯の様子を見た後、「じゃあ、歯って、全部同じかな?」との問いかけには「違う。」「形が違うよ。」と多くが答えます。
歯の形と名前を知り、もう一度、鏡を使って口の中を確認します。
3つの種類の歯(前歯、糸切り歯、奥歯)があることを確認でき、それぞれの歯の特徴や役割を考えます。思い思いに自分の考えを伝えようとする子供たちの良さが見られます。
そして、食事をするときは、どの歯をどのように使うか、ご飯・レタス・肉を具体例に問いかけます。
そうすると、食事の基本はそれぞれの歯のチームプレイとなります。
そのように食べるものにあわせて、自分の歯をすべて使いながら食事をとった後、歯みがきをしますが、一般的に
どうしても磨き残してしまう場所、虫歯等になりやすい場所が・・・。
その場所の磨き方を中心に、混合歯列期の正しい磨き方を実践。ここで登場するのが、始業前に興味を持っていた
大きな歯の模型です。 衛生士さんが模型を用いて磨き方を示します。
それに合わせて、自分で歯ブラシを動かしていきます。
磨く順番を決めて、全部の歯の表と裏、奥歯は歯の上部も、歯ブラシを小刻みに動かすを基本に、生え具合により縦磨きか、横磨きかを助言を受けながら、身につけていきます。
歯によって形がそれぞれ異なるため、どの歯も大切であること、今(混合歯列期)は、状況に応じた磨き方を工夫することを、日頃の歯磨きでできるようにします。