山之上小学校の特色の一つに、アベマキ学校机があります(アベマキ学校机プロジェクト)。新1年生が、入学前に卒業を控えた6年生から贈られ、入学から6年間、使い続けます。そして、使い続けた机のアベマキでできた天板が、ブックスタンドになって卒業祝いとして贈られます。
17日(金)、6年生が、その天板の製作の見学・体験に行きました。行先は(株)丸七ヒダ川ウッド。東農檜を専門に扱われる会社ですが、このプロジェクトに最初からご協力いただいている会社です。
まずは、アベマキはどんな木なのか、専門で取り扱って見えるヒノキ等と比較することで、その特徴を学習します。
映像で、
実物で、
においや手触りでも
同じ形でも重さや色、香りも、違いがはっきりとわかります。
ひとくくりに木と言っても、その生成りの特徴があり、その特徴に合わせた使われ方があることを学びます。
そして、工場へ、 原木から製材されるまでたくさんの工程があります。
先ほどの感触等を再確認
次に、実際に体験。
最後になる仕上げの磨き。しっかりと押さえていないとできません。
自分たちが使っている机の天板が、どういうものなのかわかるとともに、新1年生に贈る新しいアベマキ机に対する思いが生まれます。
最後に、約1年前、自分たちが5年生の時、地域でアベマキの伐倒見学・体験をしたときに切り出したアベマキを見せていただきました。記憶がよみがえります。
あの時のアベマキは、現在、乾燥中。
今日の見学・体験のまとめ
「アベマキは、あまり知られていなくて珍しい木だとわかった。」
「学校で毎日使っている机は、改めて作るのが大変で難しいものだと思いました。だから、残りの3か月間、たくさんの感謝を込めて使いたい。」