見出しのタイトルの疑問に対する答えは、『200kcalまで!』
これは、望ましいおやつの食べ方を考えた4年生の食育の学習で、栄養教諭の先生に教えていただいたことです。
11日(水)、4年生は、栄養教諭の先生とよりよい食習慣を身につけるために、望ましいおやつの食べ方について学習します。日頃から反応がいい4年生、この時間は特に反応が活発です。それは、「おやつ」が話題になった学習だからでしょう(か?)
「よく食べるおやつ、好きなおやつは何?」の学習最初の問いかけに対する子供の発言のたびに、「わたしも‼」とか「ああ~(それね)。」など、つぶやきが収まりません。言いたい気持ちが前面に出ている状態での学習スタート。
問いかけを「おやつのいいところは何?」と変えても「美味しい。」「小腹が満たされる。」など勢いよく反応があり、「食べ過ぎちゃうと、どう?」の問いかけにも勢いそのまま「ダメ。だって、太っちゃう。」「糖尿病になる」など、しっかりと健康を損なう内容の意見が出ます。
それなら、自分の健康を考えて、おやつを食べなきゃいけないという子供たちにとって学習の必然(課題)が!
そして、栄養教諭の先生の登場です。多くのお菓子に含まれている3つのもの(砂糖、塩、油)から、砂糖をピックアップします。
おやつとしての砂糖の摂取量の目安(スティックシュガー7つ分)と比較して、どれだけの砂糖が含まれているか?板チョコ1枚は?、あめ1個?は、示されるグラフに、子供たちの納得と驚きが連続します。一番どよめいたのは、あるペットボトル飲料(1本分)、なんとスティックシュガー18個分(目安の2倍強)もの砂糖が・・・。中には「うちの人、一気飲みしてる。」なんて声も!
そして、タイトルにある問いかけで、1日に食べてもよいおやつの量を知り、カロリーについて、お菓子等の箱や袋に栄養成分表示として、100g当たりのカロリーが表示されていると、実際の生活とつながりを付けます。
そこで、代表的なおやつのカロリーを示したワークシートをもとに、自分はどんなおやつ(の組み合わせ)にするか、根拠も含めて、各自が考えます。
例示されたものから様々な組み合わせのおやつが考えられます。自分が好きなものを組み合わせるのかなと思っていたら、栄養面を考えて、果物、ヨーグルトや小魚を組み合わせたり、水分補給のためにお茶を組み合わせたりと、きちんと課題を意識した追究ができています。
そのような学びのもと、自分の生活を振り返り、これからのことを考えて学習のまとめをします。
終了後、子供たちは、この学習で使ったワークシートの返却を望みます。早速、おやつの食べ方を考えるために必要とのこと、天晴れ!!
「おやつ」は、周りの人がどうこうするのではなく、自分の考えでもって、自分の健康によい影響になるように、自分の力でよりよい生活習慣をつくっていこうという意欲に満ちる価値ある学びになりました。