6年生の動きが活発です。4月以降、授業の充実ぶりはもちろん、1年生を迎える会や里山研修の行事、仲良し遊びや委員会、通学班等の日常生活でのリーダーぶりは、最高学年としての自覚が言動にはっきりと表れ、頼もしい限りです。
ただ、それだけではなく、注目すべきは、先生の言葉をヒントにすることもありますが、自主的に自分たちが考えた行動が見られています。そして、そのような行動が、ほかの学年や全校を巻き込み、学校全体がより充実した生活につながっています。
※この記事は、6月中頃からの継続的な記事です。
ある日、休み時間に、1年生と6年生が一緒に遊んでいるのを担任が見かけ、1年生の「また一緒に遊びたい。」という声を聴きます。すると、
1年生の教室に出向き、
「1年生と6年生で一緒に、学級遊びをしましょう。」と働きかけます。
普段、学級遊びは、学級のみんなで遊びを決めて、休み時間にその遊びを行うものです。1年生も自分たちで学級遊びを行っていましたが、1年生の人数が人数です。どうしても限定的な遊びになってしまう状態です。そんな1年生に、6年生が手を差し伸べて、実行に移します。
遊びは、増やし鬼(ごっこ)
赤帽子が鬼、学年関係なし
むろん、体格・走力差等は、6年生がしっかり考慮しています。
普段できない経験に1年生は大はしゃぎ、その様子に6年生も自然に笑みが!
実際、遊んだ後の1年生は、「楽しかった。またやりたい。」「6年生がすごく優しかった。」っと!
このことがきっかけで、今度は、1年生から6年生へのお願いが!「山之上こども音頭を教えてください。」
1年生に頼られて、断る理由はありません。ほっこりとした笑顔で「いいですよ~。」と返答する6年生。
こども音頭は、7月最初の仲良し活動で、仲良しグループごとに練習をする機会は設けておりますが、その時、は踊ることができても、忘れてしまうことはあります。何回も踊ることで、体が自然に動くぐらい身につけることができます。
朝活動の時間に、1年生の教室へ出向いて、一緒に踊ります。
これが繰り返し行われると、次第に、6年生が教室に戻るときに
1年生には、つい名残惜しさが・・・。
それに、親しんでくると、
踊りのことだけに限らず、何かしら交流が進みます。
踊りの練習は、次第と声が大きくなり、和気あいあい感が溢れます。
今週になると、踊りの練習はいつもと変わりませんが、何か雰囲気がこれまでとは違います。
まず、掲示物をみると、わかります。場所(教室)が違います。
1年生が6年生教室に
出向くようになります。そして、動きがそろっています。1年生に、踊りが身についてきている証拠です。
今週末の夏祭り、自信をもって踊る1年生が見られそうです! ありがとう、6年生!!
それだけではなく、
6年生には、さらに、別の動きが見られます。何やら画用紙を持ち出して、作業に熱中しています。
作業が終わると、6年廊下に、このようなものが作られます。
これは、上の写真の左端の画用紙にあるように、通称「かざ(飾)プロ」。
正式名称『モーリーハウスに森の絵をかざろうプロジェクト』と言い、森の小屋に『モーリーハウス』と名前が付いたことをきっかけに、そのモーリーハウス(室内)に飾りをつけて、より楽しい場所にしようと、全校に呼び掛けて、飾りを募集する企画。
これは、図工の「学校のお気に入りの場所」を絵画にする学習で、学校の森(「わくわく元気の森」と命名)を画材にしたことに端を発して、6年生独自で考えたものです。凄いぞ、6年生!
応募初日に、即、反応有り!
森にふさわしい飾りが、さっそく作られます。
募集は始まったばかり、夏休みを挟んで募集期間があります。夏休み明けが楽しみなります。
自分たちで生活を楽しく、よりよくしようとする活動と経験は、将来にわたって、自分の人生にとって、とても価値があります。このたくましさ、どんどん磨きをかけて!!!