「今、自分の口の中にはどんな歯があるのかな?」の問いかけに、
「大人の歯。」「子供の歯」「子供の歯が抜けて、大人の歯が生えてきている。」を子供たちはつぶやきます。
それに対し、子供の歯は乳歯、大人の歯は永久歯と言い、永久歯はもう生え変わらない大事な歯であることを伝えます。
学校歯科医さんから歯科衛生士をお招きして、夏休みを前に歯科指導を行います。今回は1,2年生合同です。
1,2年生の年齢である6,7歳は永久歯に生え変わり始める時期です。その生え変わる永久歯の中に、歯の王様である「第一大臼歯(6才臼歯)」があり、その大切さと管理(歯みがき)のしかたを学習します。
紙芝居「歯の王様」を見て、 第1大臼歯の特徴を知ります。
紙芝居の後、どこに生えるのか、噛む力は、困ったことは等を確認。
第1大臼歯の状況を観察
「あった。」「(上下合わせて)4本ともある。」などと、鏡を見ながら、観察しやすい下の歯の前から6番目(第1大臼歯が生えてくる場所)がどのような状況か、自分の目で確かめます。うまく観察できないようであれば、歯科衛生士さんが、口の中を見て、状況を伝え、全員、自分の状況を理解します。
もう生えている、生えかけている、まだ生えていない(肉がかぶっている)と、状況は人によって違いますが、大切なのは、どうその歯を、自分で管理していくか。そこで、歯みがきのしかたを学びます。
❝王様磨き❞と言って、歯ブラシは(じゃんけんの)グーもちで、
ポイントは4つ。歯科衛生士さんが、歯の模型を使って、実際に動かします。
①斜めから歯ブラシを入れる ②歯の王様にはブラシを入れる
③歯ブラシを頬っぺたの方に引っ張る ④ひじ、胸を張って、歯ブラシを30回動かす。
大きな葉の模型を見ながら、真似をして動かしていきます。
第1大臼歯は、大人の歯の中で一番大きくて嚙む力が強い歯であり、この歯の後に生えてくる永久歯がきれいに並べるように調整する歯であるというとても大事な役割があることを知っています。そして、生えてすぐは背が低く、歯ブラシが届きにくい上に、成長するまでに時間がかかり、上面が凸凹していて溝があるから、ばい菌がつきやすいというマイナス面も学んでいるので、一生懸命です。
最後に、全体の歯の正しい歯磨き方も身につけます。第1大臼歯以外は、歯ブラシの持ち方が変わります。
鉛筆もちで磨きます。
毎日正しく磨くことが大切であり、お家の人に仕上げ磨きをしてもううとよいことも教えていただきました。
自分の歯や口の健康を守る意欲の高まりがあり、早速、本日の給食後から実行しています。