6年生は、社会科で歴史の学習をします。その学習の中では、歴史上の戦争の学習もします。
教科書での学習以上に、実際の体験談等を知ることができた方が、子供の学びに効果があるだろうと考え、年度の早い時期から学校運営協議会等を通じて事情をお伝えし、そのような方を探していただき、5日(水)に、地域のにお住まいの方から、ご自分が体験されたことを教えていただく機会をもつことができました。
教えてくださる方を、仲介してくださったまちづくり協議会(学校運営協議委員でもあります)の方からご紹介いただき始まります。
教えてくださる方が、最初に言われたことが大変印象的でした。
「今日の話は、あまり知らない方がいいことだよ。なぜなら、戦争とは悲劇でしかないのだから・・・。」
子供たちのあいさつに感激され、力強く話を始められます。
話されること、画面に映されることをしっかり書き込みます。
話されることは、終戦に近い頃のお話で、ご自身は小学校の低学年の時分だったとのことで、そのこと路山之上の様子について、「衣・食・住」の観点からお話ししてくださいました。さらには、学校生活の様子も教えてくださり、子供たちは声を発することなく、真剣に聴きいっていました。
その中で、その頃のけやき坂(と思われる)の写真が映し出され、子供たちにとって、この山之上で、そんなことがあったのだと実感することができました。
終了後、子供たちの振り返りです。
「苦しい生活をすることになる戦争は、本当にやってはいけないものだと思った。」
「戦争の悲惨さ、大変さ、改めて平和の大切さを学びました。」
「話を聴いているこっち(自分)まで悲しくなってしまいました。」
「今ある日常は、とってもありがたいことなんだ。」
「この教室で勉強している自分を大切にしよう。」