3年生が、マスク、エプロン、三角巾をつけています。教室ではなく家庭科室で⁉
3年生の学習内容に、調理実習はありません。そもそも家庭科は5年生からなので、学習しません。では?
子供たちの見つめる先には 3人の女性がいます。
JAめぐみの女性部の方々です。今日は、子供たちが育てた大豆を使って豆腐作りに挑戦します。
3年生の国語の教科書に、「すがたをかえる大豆」という題の文章があり、学習内容自体は、文章全体の組み立てをとらえて読み、それをいかして自分で文章をつくるというものですが、文章の中に、「大豆に含まれる栄養を取り出して、豆腐(違う食品)にするという内容があり、それを実体験することができる学習です。
そのため、春から大豆を育てています。ただ、残念ながら、生育がうまくいきませんでした。
3人の女性の方は、JAの食農教育「まめなかな運動」に申し込みをして、講師として来ていただきました。
豆腐作りは、収穫した大豆を水に浸しておくことから始まります。水に浸す前後の豆の大きさを比べてみると、
浸す前の4倍ほどの大きさになり、変わり様に子供たちはびっくり!
2つの集団に分かれて開始。
浸した水と大豆をミキサーにかけて、しばらくすると、白色の液体になります。そのにおいを嗅ぐと、「これが本当にお豆腐になるの?」っと子供たち。鍋に入れて、ゆっくりかき混ぜながら焦がさないように煮込んでいきます。
すると、不思議⁉
いい香りがしてきて、思わず嗅ぎ出します。「なんか、豆腐のにおい。」
煮込んだものを布で越して、搾ります。 固体と液体に分かれます。
その個体のものが ❝おから❞ 液体は ❝豆乳❞ です。
できたて熱々のおからをつまむと、 「ん? 味しない。」
豆乳には、にがりを加えて、またしばらく煮込みます。
すると、今度も液体と固体に分かれますが、液体は透明になり、白色の固形物ができます。固形物が豆腐です。
固形物をすくい取って木型に入れます。
木型に重しをのせて、ゆっくり押し固めていき、型から水が出なくなったらでき上がり!
型から出して、水の中に出してみると、ご覧のとおり 豆腐です。 さあ、できたての豆腐、食べるぞ!
味や感想は、本人たちに聞くか? 学級だよりで!
調理の途中途中で、講師の方からは豆腐のことを中心に様々なことを教えていただくこともあり、作ることのみならず、ふれあいもあるとても貴重な学習になりました。