冬らしい寒い日が続いています。でも、心がポカポカと温まることが・・・。
「2年生からお知らせします。」
給食時の放送です。2年生が放送で話をすることはほとんどありません。何だろう?と、耳を傾けると、
「僕たちは、明日、山之上サロンで、来月、パンジーを販売することを話してきます。その時、歌も歌ってきます。でも、今まで大勢の人の前で歌ったことがありません。ドキドキしています。そこで、今日の昼休みに、なかよし広場で歌うので見に来てください。全校のみんなに見てもらって、ドキドキを少しでもなくしたいです。」
これだけの話をマイクの前でするのにも、さぞかしドキドキしたでしょう。放送をし終えた子が教室へ戻ると、2年生教室では大きな拍手で送られました。この様子だけでも、うれしくなり、ほんわかするのですが、給食の片づけが、気のせいでしょうか、どの学年も早く感じます。
そして、チャイムが鳴ると同時に、なかよし広場前に人が集まります。2年生の子供たちがなかよし広場に来ると、さっそく他学年の子供たちからの声がかかります。
「がんばって!」「自信もって!」
披露する前の2年生、自分たちの前にも2階廊下からも視線が
他学年が見守る中、
音出しをして、いよいよ披露。優しい声の出だしから始まります。
そして、強弱を意識して
最後まで歌い切ります。
終了と同時に、校舎中に響き渡る大きな拍手と絶賛する他学年の歓声に包まれました。その瞬間、こみ上げてくるものがあり、心がとっても温かくなりました。そして、しばらくその余韻に浸るのでした。
あったかいなぁ~。人の思い・願いに応えて、精いっぱいの反応して、助け合う。(このホームページを作っている今でも、ウルっときています。目頭があつくなってきた~)
地声ではなく、歌声の発声ができるようになってきた2年生。澄んだきれいな声に、やさしい音色がぴったりとマッチして、聴く者の心が心地よくなります。
明日は、今日の経験を自信に、もっと心地よくさせてくれるでしょう。やるなぁ、2年生! 頼もしいぞ!!