25日(月)は残念ながら雨で延期になった白隠学習、今日(31日)は天気に恵まれ実施できます。
この白隠学習は、鬼飛山(岩滝山とも言います)に登る学習で、鬼飛山には、白隠禅師が座禅をして修行した『座禅岩』など、白隠禅師にゆかりのある史跡等が見られることができ、昭和の初め頃には「濃飛十勝」の旧跡に選定されました。
3年生は、事前に学校やみのかも文化の森にて、白隠禅師の学習をして座禅岩のことは知っており、今回の登山や座禅岩の実物が見られることなどを楽しみにしています。
学校を出発し、賑済寺まで歩きます。道中、算数で学習した長さの単位の1kmはどのくらいなのかを確かめることをしながら、柿やミカンが木になっている様子もながめました。
賑済寺では、まちづくり協議会の方から賑済寺の歴史や白隠禅師の山の上での暮らしの様子や白隠禅師の功績などについてお話を聴くことができました。さらに、保管されている白隠禅師の木彫り像を拝見することもできました。
※上の写真、2段目右側は、その木彫りの白隠像を、白隠禅師の誕生日に一番近い子が布を取り、披露したところです。
賑済寺を出発してすぐ、今度は石像の白隠禅師が奉られてあり、そのすぐそばには、この辺りにある白隠禅師に関わるものが、市指定の史跡であるを示す石板もありました。
そして、この場所から鬼飛山への登山道に入ることになり、
上の写真の奥にある看板には、この先の登山道で見られる植物が紹介されていました。
※この看板は、地元の方々の手により、この登山道の整備の1つとして建てられたものです。
登山道に入り、5分ほど歩くと、この学習の目的の1つ、座禅岩に到着。
「これなのかぁ~。大きい。」「落ちてきそう。」と言う子供たち。上側に回り込むことができ、この石の上で座禅を組んだ白隠禅師と同じような目線で周りを見ることができます。
※この座禅岩の維持・管理は地元の自治会や顕彰会の皆さまによって行われています。
じっくり観察した座禅岩を後に、さらに10分ほど歩くと、東屋があります。ホッと一息となるとともに、目の前に広がる眺望がすばらしい!!
見ている視線の先にあるものは、 美濃加茂市内を広く見渡せます。
なかなか見ることができない景色です。しかも、この日は恵まれたことに、
なんと、名古屋駅前の高層ビル群がはるか彼方に見えます! 驚き‼
※この眺望は、地元の自治会の有志の方が、木を切り倒し整備してくださいました。
さらに、上ること約5分で頂上(写真右に写っている三角点)へ
頂上からしばらく歩くと、また素晴らしい眺望が!(本当に恵まれています)
写真上段:手前にある三角形の山が(山之上)富士山、さらに、写真下段:左の写真の中央奥が御嶽山、写真右が恵那山
足元に気を付けながら、慎重に下山し、川辺町の山楠公園へ、登り始めて1時間30分弱の所要時間です。
無事に下山すると、何やら、子供たちだけで秘密の相談が・・・。
しっかりと白隠禅師の学びを深めるとともに、地元の方に感謝の思いをもちました。