夏休み後、学校が再開してから今週末まで、学校司書の先生が勤務してくださっています。司書の先生は、常勤ではなく、年間のある一定期間だけ、勤務してくださっています。
その勤務期間を活用して、学級担任の先生と相談するなどして、司書の先生による読み聞かせの時間を、可能な限り設けています。
この記事では2年生の読み聞かせの様子を紹介します。
今回は、担任の要望に応えた「昔話」の読み聞かせになります。司書の先生は、世界各国の昔話の中から選んでくださり、1冊目は、中国の民話「王さまと9人のきょうだい」です。子供たちは初めて聞くお話です。
(下の写真、画像が暗くて申し訳ありません。場の雰囲気を壊したくなくて、フラッシュをたかずに撮影しました)
子供たちは、どんな話か興味津々で、静かに聞き入っていましたが、話が進むにつれて、展開がある程度パターン化しているのに気づいて、「今度は、(9人のきょうだいのうち)この子が出てくるぞ。」と、先を読み、確認し合いながら聴き入っていました。終了後、司書の先生と話に出てきた9人のきょうだいについてのやり取りをしながら、各自、イメージを膨らませていました。
2冊目は、紹介後、すぐに子供たちが「読んだ。」「聞いたことある。」と話した。日本の昔話である
子供たちは、知っている話であっても、司書の先生の登場人物の声による変化や感情表現、間のとり方等聴覚への刺激、そして、映像による視覚への刺激により、1冊目と同様の雰囲気で進められました。
最後には、学校にある本の中で他の国の昔話の紹介がありました。
すると、終了後、子供たちから司書の先生に「昔話の本は、(図書館の)どこにあるの?」と質問があり、すぐさま昔話の本が並んでいる書架を案内していただきました。
早速、興味を持ち、行動に移す姿が見られ、司書の先生冥利に尽きます。