宿泊研修2日目、朝6時起床。ややフライング(起床時間前からざわつきが・・・)ではありますが、全員、体調良し。でも、外は、心配していたあいにくの雨。
朝の集いでモーニングストレッチ。 目覚めをよりしっかりします。
そして、朝食でお腹を満たし、所内の清掃。少ない人数ですが、使用した場所を時間をかけて掃除します。
過ごした部屋に
トイレ、
廊下、階段に玄関、
そして、お風呂も
来た時よりも美しくの合言葉の通り、精一杯それぞれ分担の場所をきれいにしました。
そのあとは、最後の活動の野外炊事ですが、もう部屋には戻ってこないので、荷物を運び出し、部屋の最終点検を受けます。ここでも来た時よりも美しくの精神です。そのため、やや時間がかかりましたが、その成果が退所式にて明らかになります。
雨の中、炊事場へ移動し、最後の活動開始。一番協力が求められます。ここでは、カレー係、ご飯係、かまど係に分かれて活動します。
カレー係は、具材を洗って、切り分け、鍋に投入
ご飯係は、お米を研ぎ、はんごうにセット
かまど係は、つくり方を伝授され、自分たちで組み立てていきますが、なんと雨がやみ、急遽、屋外に設置し直し、鍋とはんごうの準備が整い、本当に野外炊事となりました。
実は裏話があります。この野外炊事に向けて、事前に学校で学習したことがとても活きました。
ジャガイモを洗って、皮をむいて、
切って茹でて、食す!
これらは、家庭科の調理実習の様子です。この学習が、カレー作りの前に行われていました。
かまど係が着火を成功させ、金網を置き、その上に鍋とはんごうをのせます。しばらく火にかけた状態で様子を見ながらでき上がりを待ちます。はんごうが噴き出し始め、中の様子を確認します。ジャガイモの煮え具合を確かめ、カレー粉を入れ、焦げ付かないようにかき混ぜます。かまどの火にかたよりがないよう薪を入れたり動かしたりして調整します。全員、自分の係に責任を持って動きます。
炊きあがったご飯、程よいとろみ加減のカレーを見ただけで「おいしそう。」との声が。自分たちで作ったカレーライスを、自分が作ったスプーンで食べる。もうおいしさが倍増です。また、このときの雰囲気(表情や会話の内容)は、その場にいるだけで心地よくなる楽しさがあり、本当にスローガンの達成を痛感しました。そして、見事完食、カレーもご飯もすべて食べつくしました。
食べ終わったら、後片付け。これが大変!
鍋、はんごう等の調理器具を汚れがない状態になるまで洗い磨いて、調理場にもご飯粒を一粒も残さないように掃除します。そして、水滴も一滴も残さないように拭き取ります。もちろんかまども燃えかすや炭はおろか灰も残さないように掃除します。まさしく来た時よりも美しくです。ここでも全員が自分の分担に従って精一杯働きます。
所員の方の厳しい検査を合格でき、思わず「やったぁ~」と喚声が上がります。
気持ちよく野外炊事を終え、退所式へ
ここで、所長さんが、「自然の家の掃除係の人が『部屋がとてもきれいに掃除されてあった。』と言ってました。」とうれしいお話があり、ここでも「やったぁ~」と喚声が上がります。
食事に未練を残しつつ、最後に玄関前で記念写真(見出しに掲載した写真)を撮って、自然の家を後にします。
帰校して到着式 しっかりと成果を残して、さらに成長を求めていきます。
全員、元気に過ごし、充実した2日間、大変お疲れさまでした。仲間と過ごしたこの経験はとてもとても貴重な経験になりました。<完>