2学期の出来事です。
歯みがきタイムが終わった後に,「歯みがき係」の子が相談に来ました。
「はっぴーデーの日は,みんな一生懸命に歯を磨くけれど,そうでない日は,いい加減な人がいます。いつでも意識できるように,上手だった人を紹介してもいいですか。」
※ 太田小学校では,8のつく日を『はっぴーデー』とし,保健委員が上手にできている人を表彰しています。
次の日から係の子は給食を片付けると,みんなより先に歯を磨きました。そして歯みがきタイムの時間は,歯みがきの様子をよく観察し,上手にできている仲間を紹介しました。
このような自発的な動きは,瞬く間に広がりました。
健康観察係は,返事が素敵だった仲間を紹介し始めました。
環境委員会で『くつそろえキャンペーン』があると,整頓係が動き出しました。靴をそろえて置いている仲間を紹介し始めました。
体育係は,体操をがんばっている仲間を紹介し始めました。
掃除係は,道具を正しく使っている仲間や上手に掃除をしている仲間を紹介し始めました。
全ての活動で共通している視点は,全員が表彰されるようによさを見つけているということです。これは,上級生の姿から学んでいます。例えば,『はっぴーデー』では,保健委員が名簿をもって全員が表彰されるようにチェックをしながら活動しています。
先日,今年度最後の『はっぴーデー』がありました。
「今日のぴかいちハッピーは,3年○組のみなさんです。一年間,ひたむき歯磨きを意識してよく頑張りました。」
と,ほめてくれました。みんな互いの顔を見合いながら拍手をしました。
太田っ子は,上級生の姿に憧れ,それを真似しながら自発的,自治的に活動しています。